La dolce vita again

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Cake aux Fruits Confits (フルーツケーキ)

 まだはっきり決まっていないのですが、一ヶ月後くらいに引っ越しをすることになりました。そんなわけでなんだかばたばたしております。前の引っ越しの時から一度も開けたことのない段ボールとかどうしてくれようと思いますけど。み、見るのが怖い(苦笑)。でもこれを機に断捨離をしなくてはと思っています。今度こそです。はい(気合い)。

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 さて、本日のおやつは、フルーツケーキ。ひさしぶりにクグロフ型で焼いてみました。
えー、前回、フィナンシェのことを「待つお菓子」と書いたら、何人かの方から「長すぎる」「そんなに待つとは知らなかった」というお言葉をいただきタジタジとなりましたが(汗)。それくらいで驚いてもらっては困ります。「フルーツケーキ」は1ヶ月も待つのですから。

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 ま、でもうちの試食係がそんなに待てるはずもなく、2,3日後用のと1ヶ月用のと2個用意しましたけどね。なんていうか「囮(おとり)」? 違うか。「時間稼ぎ」? ↑こちらは3日だけ寝かせた試食用のパウンドケーキ。でもこれはこれでねぇ。おいしいですよ。もぐもぐ。
 クグロフ型の方は、グランマニエ(あるいはラム酒でもよい)を加えたシロップをうち、アルミ箔にくるんで冷蔵庫へ。これから長ーい眠りに入ります。
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 アドベントカレンダーの喜びにも似て、待つことがおいしさにつながる「フルーツケーキ」。このお菓子を食べるとホッとするのは、のんびり歩むことは、速く歩くことよりも大事な時があるんだよと気づかせてくれるから。
 
 最近よく思うのは、自分のタイミングで物事をはかってはいけないなということ。それは人に対してだったり、出来事であったりするけれど、ままならないのが人生。ひと呼吸おいて、頭を無にして、その時が来るのを静かな気持ちで待ちたいと思うことが増えました。ともすると自分のタイミングを押しつけてしまいがちだけど。答えを求めすぎないで、急ぎすぎないで。ゆっくりゆっくり。

 一ヶ月後、クリスマスの頃(それは引っ越し準備真っ只中の頃でもある)、しっとり熟したフルーツケーキを食べるのがとても待ち遠しいです。