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La dolce vita again

gateaux & voyages

Financier (フィナンシェ)

お題「今日のおやつ」
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 今日のおやつは、フィナンシェ。先週からせっせと焼いています。秋が深まるとバターのお菓子がおいしくてねぇ。やめられない。とまらない状態です。
 フィナンシェの材料は、卵の白身、バター、はちみつ、お砂糖、粉、アーモンドパウダー、ヘーゼルナッツパウダー。バターを焦がす手間はありますが、あとは材料をあわせていくだけ。手間がかからない分、「待つ」ことが大事なお菓子だと思います。 

 我が家では、卵を割って白身を三日寝かせ(コシをとり液状化させるため)、生地合わせをしてさらに三日寝かせます。型は「シャンティーヌ」という深めのフィナンシェ型を使用。通常は高さ11mmなのに対し、シャンティーヌは20mm。待った分だけ、焼き上がりはふっくら、歯触りはサックリに仕上がります。とはいえ、諸々の事情により三日待てないこともありますけどね(もしもし)。しかし、その場合も時間の許す限り待ちます。フィナンシェの極意は、忍耐忍耐また忍耐でござる。ニンニン。

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 焼き菓子は、一見地味に見えがちですが、様々な条件が満たされた時、その表面には美しいつやが生まれると言います。「Brillant(輝いている)」かどうか。どのお菓子にも言えることですが、輝いているお菓子は、見る人に「おいしさ」を予感させます。一つ一つの工程を丁寧に積み上げること。ゆっくりと待つこと。そんな風にしてできあがったお菓子は、とても控えめだけれど「Brillant(輝いている)」ように思います。
 せっかちな私には難しいことですが。。。待つことを楽しめる、少しの時間を惜しまない。そんな大人になれたなら。人生も今よりちょっぴり輝いて見えるのかもしれない。なんてことを思ったり思わなかったりする秋の夜であります。ベランダで。もぐもぐしながら。今夜も月がきれいです。