Pierre Oteiza in Les Aldude
フランスバスクの片隅にあるLes Aldude村。ここに世界中の生ハムファンを虜にする生産者の方がいらっしゃいます。絶滅寸前だったバスク豚を30年かけて7000頭にまで増やしたバスクハム(キントア豚)の立役者Pierre Oteiza(ピエール・オテイザ)さん。
そんな大御所のオテイザさんなのに、実にフレンドリー。片言のフランス語の私たちを、マダムとピエールさんが信じられないほど温かく出迎えてくれました。
キントア豚にサクランボのビネガー漬を添えて。バスクらしいマリアージュ。カナールにはコンフィ・ド・オニオンがいいということで別添えで出していただきました。
子豚ちゃんたちのかわいいこと。スペインとフランスの国境。小さな小さな村。思いがけないやさしさに触れて胸がいっぱいになりました。
グッゲンハイム美術館
お題「もう一度行きたい場所」
ビルバオ。
夜のグッゲンハイム美術館。
幻想的でした。
ビルバオ滞在中は日に何度か小雨がふりました。
傘をさすかささないか迷うような細かい雨。
バスクの典型的な天気で、快晴の日は少ないのだとか。
この霧雨のことを、SIRIMIRI(シリミリ)と呼ぶのだそう。
SIRIMIRI。なんだか心にしみるような言葉。
ビルバオは雨が似合う街だと思いました。
Bilbao(ビルバオ)
お題「好きな街」
無事ビルバオに到着しました。
昼からバルのはしごをしております。バカラオのトルティージャ、にクロケット、エビのプランチャなどなど。美しいピンチョスにうっとり。チャコリ(バスクの微発泡ワイン)にシードラ(辛口シードル)。水をくださいと言ったら、ごめん。うち水おいてないだと言われてたまげました(あ。でもノンアルコールはありました)。
バスクの男の人はちょっぴりシャイ。女の人はおおらかで明るい。ビルバオ、いっぺんに好きになりました。
写真は、ヌエーバ広場のZUGAにて。
Alsace (アルザス)
えー、前にもちょこっと書いたのですが、来週から旅行に行ってまいります。フランス、ドイツ、スペイン、チェコのあたりを3ヶ月ほどかけて巡ります。一番長く滞在するのはアルザス。ここを中心に周りの村やシュバルツバルト(黒い森)の方にも足をのばせたらと思ったり思わなかったりですが。。うまく行けるのでしょうか。はらはら。(大丈夫か)。写真は思いでの一枚。Cigogne(コウノトリ)の里・カイゼルスベルグ。
恵那・中津川「栗一筋」
お題「秋の味覚」
秋の味覚といえば、なんといっても栗であります。9月~10月の栗の季節のために、ワタシは生きているといっても過言ではありません。しかし、今年は10月からしばらく留守してしまうので、食べられる時がほんのちょっとしかないという由々しき事態。そんなわけで、栗虫こらしめ隊隊長のid:usakobutyoさんとともに、急ぎ恵那・中津川へ栗退治(?)に出動したのでした。
うさこさんとは6年ぶりの再会。そして恵那に来るのも6年ぶり。なつかしすぎて、嬉しすぎて、テンションがもう変な感じに。いざ、栗をこらしめん。とばかりに張り切ります。
写真は、恵那川上屋さんの、「栗一筋」&「栗の味比べ」セット(1350円)。なんという迫力。こらしめる前に倒れそうでした(目眩)。
長いのでたたみます。
続きを読むCake Pistache et Griottes (ピスタチオとサクランボのケイク)
お題「今日のおやつ」
わー。ずいぶんサボってしまいました(汗)。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のおやつは、「Cake Pistache et Griottes(ケイク・ピスターシュ・エ・グリオット)」。ピスタチオとサクランボのパウンドです。
サクランボとピスタチオは大好きな組み合わせ。最近はピスタチオが高騰していて、今ペーストだと20gで2000円くらいでしょうか。日々のおやつが家計を逼迫するというのはよろしくないのですが。。。サクランボのためにちょっと奮発しました。神様、ピスタチオがどうか安くなりますように(涙)。
10月からちょっと長く旅行にでることになりました。まだざっくりしたことしか決まっていませんが、フランスバスク&スペインバスクをぐるぐる→ブルターニュ方面をぐるぐる(ざっくりすぎる)。その後アルザス&ドイツに長期滞在ということになりそうです。
バスクには「itzassou(イツァスー)」という「さくらんぼの村」があるそうです。バスク名物のサクランボのお菓子「ガトーバスク」や、さくらんぼのお料理(どんなん?)を食べるのが楽しみ。ちなみに今日のテーブルクロスはバスクリネン。特徴的な7本ラインはフランスとスペインにまたがる七つの地域(バスク)を表しているそうです。
先日スペインでテロがあり少し心配ですが。。。無事に旅行できたらと思います。いろいろ決まりましたらまたご報告をば。
Watermelon Cake (スイカのショートケーキ)
お題「夏に食べたいおやつ」
子どもの頃、夏の一番のおやつはスイカでした。うちの実家はスイカの産地だったため、割と頻繁に食べていたように思います。夏休み、友達や従姉妹が遊びにくる日は母が二つ買ってきました。冷蔵庫におさまりきらないスイカは水を張ったお風呂で冷やされます。水面にぷかぷか浮かぶ姿がかわいいようなおかしいような。お客様が来るうれしさも手伝ってソワソワと落ち着かず。何度ものぞきにいっては、おやつの時間が待ち遠しかったのを思い出します。
本日のおやつは「スイカのショートケーキ」。
生のスイカをどーんと大胆に使います。
実は、4年ほど前、静岡・三島の「BISTRO GAWA」さんというお店で、このケーキをいただきそのインパクトに圧倒されたワタシ。家で試作してみたところ家族の好評を得まして。以来我が家の夏の定番となりました。
主役であるスイカは、直径18cm。高さ5cm。真ん中の一番おいしいところをセルクル(丸形)で抜きます。
それにしても、スイカに生クリームを塗って、
ショートケーキにしちゃうなんてねぇ。
子どものころのワタシが見たら、えーーーと驚いたことでしょう。
カットしたところ。
ま、なんというか8割スイカです(苦笑)。
いつも水分がでないか心配なのですが、組み立てる前に表面をキッチンペーパーでおさえておけば大丈夫です。
ジェノワーズには、キルッシュバッサーで香り付けしたシロップをたっぷりしみさせます。
すいかのジューシーさと生地のしっとり感。
意外なようですが、不思議と合うのです。
二つくらい食べてもそんなにカロリーないかな。なんて思ったり思わなかったりで。。。
まぶしいほどに赤いスイカのショートケーキは、夏になると食べたくなるとっておきのおやつであります。
Cake aux cerises noires (アメリカンチェリーケーキ)
お題「今日のおやつ」
さくらんぼのシーズンのうちにやっておかねば。。。
というわけで、「アメリカンチェリーケーキ」を作りました。
本当はミルフィーユ仕立てにするつもりだったんですけど失敗しまして(白目)。
急遽パイ生地からビスキュイ・ダマンド生地に変更となりました。
二段になっていまして、それぞれにアメリカンチェリーを使ったクリームをはさんでいます。
下の段は、粗く刻んだチェリーを煮詰めたセミコンフィとショコラブランを合わせクリームに仕立てたもの。
上の段は、半割にした実と(写真↑)、クレームレッジェールという軽いクリームの組み合わせ。
アメリカンチェリーのおいしさをダブルで味わえるようになっています。。
台のビスキュイ・ダマンドにはピスタチオペーストを加えているのでちょっと緑色。
さくらんぼの種取りのような、地道&軽作業が好きです。
無心になってやっているうちに、ショックもやわらぎ。。。
無駄に疲れましたが。。。
なんとかそれらしく完成しました(汗)。
というわけで、今日のおやつは「アメリカンチェリーケーキ」(仮)。
最近佐藤錦など日本のさくらんぼがお手頃になってきて、そちらを買う機会が増えてしまっているのですが。。。
久々のアメリカンチェリーは、やっぱりおいしいなぁ。かわいいなぁ。とケーキを作りながらつまみ食いがとまらず。。。
シーズンの間に、たくさん楽しんでおきたいと思うのであります。
さくらんぼ狩り in 南アルプス 2017
ワタクシ、あきれるほど、さくらんぼ好きでして。
毎年「さくらんぼ狩り」に行くのを楽しみにしております。
というわけで、今年も行って参りました。
南アルプス市にある「マルトモ農園」さん。
赤くてつやつやのかわいい子たち。
いざ成敗してくれん♩ なんつて。
マルトモ農園さんの看板。
旬のさくらんぼを求めて、東京、愛知、静岡、埼玉など県外ナンバーで駐車場はいっぱい。
マルトモさん以外にも、市内には多くの観光農園がありますが、どこを選んでも料金は変わらず。一律40分2000円の設定です。
長いようで短い40分。
途中から数がわからなくなってしまいましたが、150個くらいやっつけました。
サクランボでお腹いっぱいになるなんて、ほんと苦しいほど幸せ(動けない)。
今年もごちそうさまでした。合掌。
さくらんぼでお腹はいっぱいなれど、ご飯はまた別腹でございます。
お昼は小淵沢のキースプリングさんで「ビーフシチュー」を。
八ヶ岳のふもと。緑濃く、澄んだ空気の中でいただくご飯はおいしさ倍増でした。
食後は、星のリゾート・リゾナーレ八ヶ岳内にある「ブックス&カフェ」にてお茶。こちらでは、有名な丸山珈琲さんのコーヒーもいただけます。なんだか素敵なところです。
来年もまたさくらんぼ狩に来れますように。
Macarons à la mangue (マカロン・マンゴー)
お題「今日のおやつ」
久しぶりにマカロンを作りました。
梅雨のじめじめを少しでも忘れたいと、選んだのは「マカロンマンゴー」。
コックは淡いオレンジ色。クレームにはマンゴーピューレとレモンを加えて爽やかに仕上げました。
マカロンを作るときは、ほかのお菓子の時よりもなんだかウキウキします。
やはりねぇ。可愛いんですよねぇ。
昔は何度も何度も失敗して、マカロンのことを嫌いになりかけていましたが。。
ありとあらゆる失敗をしたので、今はもうどんな失敗相談も受けられる自信がつきました(失敗女王)。そしてとても思い入れのあるお菓子の一つとなりました。
マカロンは、見た目の華やかさから、コック(殻)に目が行きがちですが、フランスでは、マカロンの命はクリーム、パッションだと教わりました。
サンドした時にクリームがはみ出るくらいたっぷり絞りいれること。
一口食べた時に、クリームのおいしさが口いっぱいに広がる。
うっとりと幸せになれる瞬間なのであります。
梅雨に入ると同時に、髪をショートにしました。
前髪もおでこのあたりでパッツン。
おでこもうなじもスースーしています。
でもまぁさっぱりしてよかったかな。
苦手な季節ですが、楽しくながらゆるゆる乗り切っていけたらと思います。